プリペイドSIMの買い方

ネットやガイドブックには「モノの値段は交渉次第」とか書いてるけど他人がどうやって交渉しているのか、その結果どの程度の値引きを得ているのかが不明なのでここにおれの例を書いておく。

  • お土産物や服などの物を買う時

客「これいくら?」
店員「1000ルピー」
客「高い」
店員「いくらなら買う?」
(インド人はやたらと "Give me good price" とか "Up to you", "As you like"などと言ってこちらに値段を言わせようとする)
客「100ルピー」
店員「これはとてもハイクオリティ。800ルピーならいい。OK、値段を言ってくれ」
客「100ルピー」
店員「ちょっと待ってくれ。700ルピーだ」
客「100ルピー」
店員「650にしよう。いいな?これはとてもハイクオリティなんだ。650ね!」
客「じゃあ要らない」
店員「わかった。最後だ。値段を言ってくれ」
客「要らない。帰る。」
店員「じゃあ300ルピーだ!」
客「バイバイ
(店員が後を追ってくる)
店員「100ルピーでいいよ!」

こんな感じ。
ちょっと値段を聞いてみただけでもこんな感じのやりとりに近いものが始まってしまうのでめんどくさいことこの上ない。
物の値段は過去記事( http://d.hatena.ne.jp/samoruno/20151001/1443688011 )に書いたぐらいだと認識しているが、間違っているかもしれない。相場がわからないと値引き交渉自体がおぼつかなくなるのでなんとも大変だ。
もっといい買い物のしかたや、相場の把握方法を知ればいろいろ楽になるのだろうな。

政府観光局の案内所

デリー コンノートプレイス(カノートプレイス)近くにある観光案内所に行ってみた。
詳細を記述したブログがあったので貼っておく。
(リンク先のブログで「だまされた」と書かれているのは後半に紹介されている旅行会社の話しであり、政府観光局の案内所の話しではないと思われます。)
http://junjun2310.bunj.in/?p=1954

インド人はすぐに人を騙すのでもう誰も信じたくないのですがある程度は信じないと何も進まなくなってしまうのでいったんは話を聞いてみました。
めんどくさいので箇条書き

  • 京都に5年住んでいたという日本語のわかる担当者
  • こちらが事前に手配していた鉄道やインド国内の飛行機は「危険」「不便」「時間がもったいない」で全却下。その場でキャンセル手続きをしてくれてその場で返金してくれた。もちろん一部はキャンセル料がかかって半額の返金とか、後日振込とかもあったけど。
  • 運転手付きの車での移動を勧めてくる
  • Facebookで過去に世話した日本人が楽しそうにしている様子を見せてくる

結局はほとんど彼の進めるがままにしてみました。
結果は以下の通り。運転手さんの個人的な傾向もあるとは思うので参考程度に。

  • 運転手さんが気が向いたときは寺院のガイドをしてくれたりもする
  • 朝早くから夜までいろいろまわりたいのに19時ぐらいで「もうホテルに戻る」とか言われたりする
  • 移動中のレストランなどでは運転手の人はおそらく運転手向けの控室などで待機しているので一緒に食事することはない(支払いの心配はいらない)
  • 運転手さんの所属会社が契約しているホテルが各地にあるのでこちらの部屋までついてくることはない
  • 観光案内所では「料金にはすべての高速道路代、ガス代、駐車場代が含まれている。このコースなら(ジャイプール近くの)アンベール城の象に乗る料金も含まれている」という説明だったが、一か所で高速代を取られた。(50ルピー、100円ぐらいだけど)、象の料金(1100ルピー)も含まれていなかった。
  • 案内所の担当者は親しげにLINEのIDを交換してきたが、象の料金について確認しても2日間返信がなく帰国後にやっと連絡がきた。

歩いてるだけで物売りや謎の案内をして小銭を巻き上げようとする人、乞食などに付きまとわれるインドでは運転手さん付きの車は安心感が強く、トータルでは正解だったと思う。一方で自分で試行錯誤する旅の感覚は薄れたが今回は日程がタイトだったのでこれはこれでよかった。

モノの値段

インドを含む途上国では「モノの値段なんてあってないようなもの。交渉次第で半額にでもなる。」とか言うけれど、インドはなかなかえげつない。
サリーなどの女性ものの服が30分の1になったりした。
「あっちの店では100ルピーだった」と交渉しても「品質が違う。こっちはモノが良い」とか「向こうの店は安い値段で客を集めて実際は子供サイズを見せてくる。大人用は結局高いからウチの方がお得」などと言ってくる。だけれど最終的にはどこも同じような値段に収束する。

2015年9月の時点で自分が見た範囲ではパンジャビドレス、サリーなどは100ルピーから200ルピーが通常価格だと思われる。(本当はもっと安く買えるのかもしれないが)
これら100ルピー程度の商品を3000ルピーからスタートして売ろうとしてくるのだから恐ろしい。

神田ミートセンター 馬喰ろう

評価:☆☆☆☆
金額:2500円


男子の草食化が進行しつつあると言われる昨今ですが、比喩的なアレは置いといて実際のところ肉を食べるというのは誰しも心が躍るものです。あれ?そうでもないですか。
とりあえず自分は肉は大好きです。特に生肉が大好きです。草食化の波に乗れなかった旧人類なものですから。

生肉はうまいですよねえ。
レバ刺し、馬刺し、鶏刺しやタタキ、ユッケ、タルタルステーキ… どれも魅力的です。
エスキモーのみなさんはビタミンを摂取するためにアザラシを生で食べていたそうですが、日本にあるそこいらの精肉店では生食用の肉が販売されていないのでいつも悔しい思いをしています。


東京都のサイトによると生食用の肉はそもそも流通していないようですね。

http://www.metro.tokyo.jp/INET/CHOUSA/2010/09/60k96200.htm
> 「『生食用』として処理された牛肉・鶏肉・豚肉は流通していない」ことを知っていた人は約4人に1人


前置きが長くなってしまいましたが、手軽に食べられる生肉の一つ、馬刺しを食べるため神田ミートセンター内の馬喰ろう(ばくろう)にやって来ましたよと。

神田ミートセンターは食肉処理場か肉市場のような名称ですが飲み屋さんが集合した建物の名前です。
最近 (2010/09/01) にオープンした渋谷肉横丁と同系列な店舗です。
( 一応ニュース記事を。 http://news.walkerplus.com/2010/0901/5/ )

先日、オープン直後の肉横丁を通りかかりましたが芸能人の名前入りの花輪が沢山並べてあるわ、バイトのオニーチャン、オネーチャンが盛んにチラシを配ってるわで、オジサンとしては入りにくかったですね。落ち着いたころに行ってみようかしら。


話がそれちゃいましたが、ミートセンターは 3階建てプラス屋上の建物内に
8店舗ぐらいがショッピングセンターのフードコートの様に軒を並べている場所でして、自分が座ったお店以外からも出前と称していろいろ持ってきてもらう事が可能な肉のパラダイスなのですよ。

ほどよく雑然としたミートセンター内には特色のあるお店が並んでいますが今回は馬刺しの馬喰ろうへ。
まずは馬刺しとホッピー。当然おれが行くようなお店なのでお値段はかなり優しく設定されていますが馬刺しはうまいです。
よく安飲み屋で出てくるようなシャリシャリに凍ったままじゃなきゃ食えない粗悪品じゃありません。スジ張って噛み切れないようなものでもありません。しっかりと肉の味のするステキ生肉です。


馬喰ろうでは焼いて食べる馬肉メニューもあります。普通の牛の焼き肉のようにカルビやらタンやらレバーやらいろいろです。
火を入れすぎないように軽く焼いて食べる馬肉のうまいこと。


さくらユッケや揚げ物も食べて大満足。
今回は他のお店にちょっかいを出して出前を頼むことはしないまま終わってしまいました。
二人がかりでホッピー3本と中10杯、いろいろ食べて5000円ぐらい。
すばらしいなあ、ぼくらの生きるこの世界。

(写真はブレブレでアレですがさくらユッケと焼き物の肉となんとかフライみたいなやつ)



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参考によそ様のブログのURLも載せておきます。みなさん写真を上手に使ってるなあ…

AKBで働くかちょうのブログ - [馬肉]祝1周年神田ミートセンターの「闇焼き馬喰ろう」
http://ameblo.jp/akb26666/entry-10548590581.html
写真が多くてきれいです。雰囲気がよくわかりますね。

ユーキ。のビールなまいにち - 闇焼 馬喰らう (ばくろう)馬焼酒場@神田ミートセンター ……馬の刺しと焼きを堪能
http://ameblo.jp/yukkysnowy/entry-10411447299.html
こちらもいろいろなメニューの写真があります。おれのと違ってぶれてない写真はいいなあ…

**Life is sweet** - 馬闇焼 馬喰らう (ばくろう)@神田ミートセンター内今度は馬!!
http://ameblo.jp/hibiki-lovebeer/entry-10479666508.html
こちらなんかはむしろ写真が中心です。やはり時代は写真なのか

サル番長の甘辛人生教室 - そして神田の夜はオトナ模様
http://sarubanchou.cocolog-nifty.com/blog/2009/06/post-1193.html
ミートセンター周辺のお店についても書かれた記事です。この方はおれに属性が近い?

末っ子

評価:☆☆☆
金額:800円

滞在時間が短かったのであまりいろいろはわかりませんが感じた事をちょこっとだけ。

餃子がおいしいと各地で評判の千束の「末っ子」です。
餃子は一枚400円、瓶ビールは最近はやりのスカイツリーバージョンのラベル。



写真の餃子は二枚分が一皿に盛られています。
比較的小ぶりな餃子。
これで800円はやや高いのでは…?と思いつつ食べてみる。
皮は薄くも無く、厚くもなく、それでいて程よい存在感を主張する感じ。
中のアンはかなり甘い。
カウンターに飾ってある雑誌の切り抜きを見るとやはり甘さを協調してあるので末っ子のウリはこの甘さなのだと想像できる。

でも甘い餃子はそんなに好きではないんだよなあ
この数と小ささで400円ってのもちょっと高いし。

散歩の途中のスナック代わりに立ち寄ったので他のメニューには手を出さずに退散。
あとで食べログを見たらラーメンも結構イケるらしいです。
http://r.tabelog.com/tokyo/A1311/A131102/13012249/
こんどは餃子以外にも挑戦してみようかな。



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この文章だけじゃ情報が足りないような気がするのでよそ様のブログURLでも貼っておきます。
http://blog.livedoor.jp/gokenkai/archives/51571015.html
http://asakusansaku.jugem.jp/?eid=64
http://gyobee.blog.so-net.ne.jp/2009-06-08

番屋余市

評価:☆
金額:900円

さて、今日は少し悲しい思いをしたお店について書きます。


ぼくはおいしくないお店に対してわりと寛容なタイプなのです。
おいしくないものを出されても「あれ、今日はたまたまかな?」とか「ハズレのメニューを頼んじゃったかな?」なんて考えてしまい、再訪してみることが多いのです。
偉大なる先輩の「最初からうまい店なんか無い」という言葉も影響を与えているかもしれません。


それでもやはり、一度で十分というか、もう行きたくないなというお店は存在します。
上野はアメ横と中央通りをつなぐ横道にある番屋余市は残念ながら久しぶりに「もう行かない店リスト」入りするお店となりました。


このお店はいつからあるんだろう。2008年か2009年ごろにオープンしていたような記憶がある。
アメ横から中央通りに抜ける道(ちょうどあんみつのみはしさんのあたりに繋がっている道だったと思う)に店はあり、木造家屋風の外装に、派手目なメニューで「しちりん」とか「海鮮!」などと言った文字が踊っている。
一見して魚介類をウリにしているとわかる飲み屋さんだ。


ちょうど魚で一杯やりたい気持だったので入ってみた。
ハッピを着てハチマキを巻いたおじさんが服装とは裏腹な陰気な声で対応する。
一階には数人の客しかいないが二階へ案内された。どういう条件で席を決めているのかはよくわからない。


二階へあがるとより陰気な店員が出迎えてくれた。
空いているテーブルは沢山あるのになにやら騒がしい学生グループの隣に案内された。
テーブルの隅に刺しちょこ替わりのくぼみがついた取皿が積んであるがこれが明らかに汚れている。試しに指でぬぐってみたら消える醤油のような汚れ。

不安でいっぱいだったのでとりあえずアジのたたきと飲み物だけ注文して様子をみることにする。
ぜんぜん混んでないのに瓶ビールが来るまで5分以上。だんだん店も混み始め、さらに10分待ってもアジのたたきが来ないので軽く催促したが曖昧な返事。結局それから5分ほどでアジも来た。
取皿が汚れているので替えてくれとお願いしたら皿を下げっぱなしで代わりを持ってこない。
アジも別にうまくない。

もうこれ以上嫌な思いをしたくはないのでいろいろ残ってたけど会計をお願いした。
お通しが二人分、瓶ビール、焼酎ロック、アジのたたきで約2000円。金額としては普通だけどとても悲しいお支払いでした。


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信濃路

評価:☆☆☆☆☆
金額:1800円


ラブホテル街で有名な鴬谷駅の北口を出て右手に信濃路はあります。
24時間営業で誘惑する悪魔のような飲み屋である。

ちょっと薄汚れた正面、かざらない印象を受ける。これはいい気分で安酒を飲めそうだと期待して入店した。


外から見た時は狭い店に見えたため緊張して入店したが中は意外に広い。
店全体がコの字型になっていて、入り口周辺の通路から見て左手には奥に伸びるカウンター、右手にはカウンター数席と4人テーブルが5つ6つある。


ボロくて狭い系の飲み屋さんは往々にして常連さんたちで席が埋まっていたりする。
うまいこと空席を見つけて飲んでると新たな常連がやって来て店内を見渡し、空き席が無い事を知ると悲しそうに帰ってしまったりする。
店員さんもどうしたものかとオロオロしてお客さんに席を詰めてもらおうと四苦八苦したり、他の常連さんが「あ、いいよ。もう帰るところだから」「いやいや、気にしないでくださいよ!」なんて人情モノのやりとりを見せつけられて居心地の悪い思いをするのがつらいのだ。
だからボロくて狭い店に初めて入る時は十分な空席があることを確認してから入らなくてはならない。


信濃路は十分に広い。
よって上記の心配は無用であった。まずは一安心。新規開拓につきもののちょっとした不安も和らいだ。


こちらは男の二人連れなのでカウンターに座ろうとしたのだが、愛想のいい声でアジア系外国人のおばちゃんが「テーブル空いてるよ。テーブルにどうぞ!」と奥の4人がけテーブルに案内された。
この店にはいわゆるメニューはなく壁に貼付けられた山ほどの短冊をぎょろぎょろと眺め回してからレモンサワーとアジフライを頼んだ。

メニューはかなり豊富だ。
いわゆる酒のアテ的なものから青椒肉絲やヤキソバなんて食事ものもある。どのメニューもプラス270円ぐらいで定食に化ける。ごはん、みそ汁、漬け物、小鉢って書いたあったかな?食べてないからわからないけど。
これは昼飯を食いに来るだけでも価値があるな。また楽しみが増えた。

レモンサワーがテーブルに来た。焼酎と氷の入ったグラスと別瓶でレモン味のついた炭酸の瓶が出てくるタイプだ。
甘かったら嫌だなと思ったけどさっぱり系で悪くない。飲み終わって中だけおかわり。これがまたおどろくような量が注がれている。
レモン味炭酸の瓶は200mlぐらいしか入っていないけど中を2杯飲んでも少し余るほどだ。
この後飲んだホッピーも同様に中の量がすごい。何も意識せずにホッピーを注いでも中4杯行けてしまう。
調子に乗ってもずく酢に麻婆豆腐、山かけとどんどん頼んでしまった。



食事の味はまあそこそこ。値段の割りには立派なものだ。
うまいものを食べるつもりで来る店じゃないのでまったく問題の無いレベル。

結局3時間ちょっと居座って会計は一人1800円。すばらしい。
さんざん飲んで、いい気分で店を出た。


裏口から出ると隣はバーの what's up。まっすぐ帰ればいいのに間違えて入店。
what's upの模様はまた今度書きます。


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